革の教室に通っている方から、自分で作った革の座面でスツールを製作して欲しい





HALF MOON FURNTURE WORKSHOP (ハーフムーン ファニチャワークショップ) 横浜市青葉区寺家町にある注文家具工房です。小物や椅子、キャビネットなどご要望に応じて、一つ一つ丁寧に設計・製作しています。
革の教室に通っている方から、自分で作った革の座面でスツールを製作して欲しい
チェリー材のダイニングテーブルが完成し、納品した。
オリジナルのものは、僕がまだ藤沢の注文家具屋で製作いていた頃、仕事が終わったあと、
夜中に(日付が変わってから始めることがほとんどだった)誰もいなくなった工場で少しずつ、
何ヶ月もかけて作り上げていったものだ。僕の最初のオリジナル家具。その中で様々なことを
試し、考え、多くを学んだ。
その日は海外出張の多い息子さんが帰ってきて、久しぶりにご家族で夕飯を食べる予定なのだと、
奥様は嬉しそうにしていた。
わたしたちが、そのご夫婦の依頼を受けたきっかけは
この秋にあった寺家回廊のときでした。
ご夫婦は靴を履くときに使用する、玄関用のスツールを探していて、
まずは、現状のキッチンスツールを基にスケッチをし、原寸、模型で
要望に合う寸法や形状を再検討。
とても素敵な白を基調とした玄関に置かれたスツールは、周りに馴染み
「いそぎませんが、クリスマスには間に合えば嬉しいですね。」
思いが伝わるとても印象的な言葉だった。
10月の寺家回廊のときに展示していたオリジナルのダイニングテーブルを気に入って
いただき、それをもとにしたデザインのテーブルを製作している。
窓から流れ込んでくる冷たい空気が心地良い。
takashi
食事も一つ一つ手作りで丁寧に作っているお店です。
約4年ぶりに僕の木工の師の仕事を手伝った。
「師」などというと、丸眼鏡をかけた、職人気質の無口なおじさんを想像されるかも知れない。
でも、僕の師は丸眼鏡なんてかけていないし、職人気質という印象ともだいぶ違う、物腰
のやわらかな人だ。第一、おじさんではない。僕と歳の近い、いい友人でもある。(30代も半ば
なのでおじさんと言えなくもないけれど)
僕が初めて家具製作の仕事に就いた注文家具屋の工場の中でもひときわ華奢な体つきの
職人らしくない身なりの彼から、僕は木工に関するほとんどのことを教わった。
たびたび僕のミスをフォローしてもらい、何度も2人で徹夜をした。
彼の判断力、的確な手の入れ方にはいつも感心させられた。そして何より、ものづくりの楽しさを日々教えてもらっていた。
その後僕はその会社を離れ、フィジーに渡り、2年後に帰国して自分の工房を持った。
日々ものづくりをする中で、迷ったとき、困難な場面に直面したとき、自分の仕事を振り返るとき、
常に彼の存在を意識してきた。
久しぶりの師匠との仕事は、以前と全く変わらない、心地よい緊張感と和やかな空気の中で
はかどり、順調に進んでいった。彼のゆっくりとした、でも無駄のない、きちんと考えられた動き、
的確な判断力は相変わらずだった。
普段なかなか会うことがなくても、大切な人の存在にはいつも勇気付けられ、支えられている
ということを改めて思い出させてもらった。
takashi
11月9日 第三回story marcheに参加しました。
辻堂東海岸、松尾建設の新築住宅に家具を納めさせていただいた。
日当りの良いリビングに入ると秋の日差しをたっぷりと含んだ無垢の床材の感触が心地いい。
takashi
植物だけの色。
途絶えかけた日本の心。
「紫」
日本古来の染色染料にこだわり、育て、染める吉岡幸雄。
この映画は美にとりつかれた男の記憶である。
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染や織、日本の伝統に詳しい方なら知っているであろう「吉岡幸雄」さんの
ドキュメンタリー映画が、ここ寺家にあるjike studio にて上映されます。
わたし自身、日本古来のもの「土」や「和紙」に興味があり、
その本来のもつ美しさにいまでも魅了されている一人です。
(以前ブログにも土については書いたことがありますが。。。)
わたしの師である田村氏も土で布を染める「埴染め」をしていますが、
草木染、埴染め、本当に自然の色は美しいものです。
ご興味のある方は是非、jike studio へ足を運んでみてください。
11月1日は吉岡幸雄さんも来られます。
内容についてはこちらをご覧ください。
http://www.sachio-yoshioka.com/2011/0901.html
jike studio
http://tsuki-zo.jp/jike-studio/
展示期間中、たくさんのお客様にお越しいただいき、ありがとうございました。