ギャッベ展示台

以前から、イラン絨毯ギャッベがとても好きだ。

広大な大地で育った羊の毛糸の風合い。草木染めの柔らかな発色。そして何より、遊牧民たちの
暮らしの中から生まれたあの素朴なデザインは、見ているだけで穏やかな気持ちにさせられる。
いつか気に入りのギャッベを一枚買って、心地いい風の吹く、よく晴れた日曜日の午後に
森の見えるテラス(そんなテラスはうちにはないけれど)に敷いて、そこに横たわり、
遠いイランの大地に思いを馳せながら昼寝でもして過ごしてみたいなあ、などと妄想ばかりを
膨らませていたところ、縁あって、イラン、カシュガイ族のギャッベの輸入販売をしている
GABBEH KHANEHのラナイ社長と知り合い、ギャッベ展示用ステージの製作依頼を頂いた。
ギャッベを敷いてしまえばほとんど見えなくなるとはいえ、ギャッベの素材感を生かす
ようなものにしたいというラナイさんのご要望から選んだアメリカンチェリー材が
ギャッベにとても良く合っていた。
GABBEH KHANEHは現在、桜木町コレットマーレ2Fでギャッベやキリム、イラン雑貨等の
展示会を開催している。
9月には同ビル5Fに新店舗をオープンする予定。
takashi