灯り

「あかり」
”光と影”がうみだす奥行がとても好き。
室内は少し暗いけれども窓の向こうに日本庭園が広がる南禅寺天授庵の風景。
幻想的な光の演出があったノマディック美術館。
光のあてる方向で様々な表情をだす「手漉き和紙」。
 
いまでも時々思い出す。
 
日々の生活の中に、どのような「あかり」をつくっていくか。
心地のよい「あかり」ってなんだ。
と考えたりします。日本の住宅事情ではどれだけ太陽の光を室内に入れるかが大切で
昔の日本建築のようにはいかないのが現状です。
 
そこで。
 
照明によって「あかり」をつくっていく。
必要なところに、必要な明るさを。
先日ペンダントライトを新たに設置し、わたしたちの小さな空間も少し心地よくなりました。
 
すぐに茶碗を洗うようになりました。
料理をし、毎日掃除をするようになりました。
 
そこが、「あかり」の影響によるものかはわかりませんが。。。
でも好きな家具を使うのと同じぐらい、どのような「あかり」を作るかは
心地よい時間を過ごすには大切だということを、日々の生活で感じています。
 
              
 
始めてのペンダントライト。これなしでは夕食は食べられませんっ。
 
次はスタンドライトを設置予定です。
いつか、HALFMOON オリジナル照明もつくりたいです。
 
kumiko

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

年始に機械の入れ替え。
工房開設時に譲り受けた古い機械の一つ。なんとか使ってきたものの、いずれ入れ替えないととは思っていた。

昨年末、今年新たに設置予定の機械を探しているときに偶然出会ってしまった1台。急遽このタイミングで入れ替えることを決めた。

古い機械が運び出されていく様子を見ながら、初めてこの工房に機械を搬入したときのことを思い出していた。ただの倉庫が工房になっていく、わくわくする瞬間だった。その感覚を忘れずに、前に進んで行かなければ。

今年もどうぞよろしくお願い致します。

takashi

「寺家回廊」 ありがとうございました

今年も「寺家回廊」が無事終了致しました。
多くの方々と出会い、とても充実した時間を
過ごすことが出来ました。
お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。
引き続き、毎月第4日曜日には工房をオープンしていますので
是非お気軽にお立ち寄りください。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
HALF MOON FURNITURE WORKSHOP
小栗 崇/久美子
       ダイニングセット 椅子

LIFE IS DESIRE

 最近、長野の諏訪大社の近くにある建築家 藤森照信さんの茶室「高過庵」を見た。




藤森さんのねむの木こども美術館”どんぐり”も独特の雰囲気で、とっても好きな建物のひとつ。
この茶室、中に入れればよいのだけれど。。。危険らしい。。。
What do you want meaning for? Life is desire, not meaning.

人生は願望だ、意味じゃない。」
若く美しいバレリーナが足を怪我し踊れなくなり、もう生きている意味がないと言ったときの
チャップリンの言葉。

色々なことで行き詰まったとき、よくこの言葉を思い出す。
茶室もわざわざ木の上にある意味なんてないもんなぁ。。。
kumiko

上高地

想像を超えていた。

驚くほど神秘的な雰囲気の「大正池」。
4時間ほど歩く途中には、北アルプスの山脈が広がり、まったく濁りのない梓川、
河川林や湿原も広がり、どこを見ても色々な表情がある、まさに景勝地といわれるのに相応しい「上高地」。
お盆休みに訪れたこの地にすっかり魅了された私たち。
お薦めは早朝5時です。
kumiko
たっぷりと湿り気を含んだ森に差すやわらかな朝の光の中、前を行く人も神様に見える。
takashi

アクセルペダル

先日、アクセルペダルの根元が折れた。正確には床とアクセルペダルの後ろ端をジョイントしている丁番のような金物が折れてペダルがぶらぶらになった。普通、アクセルペダルが折れるなんてことは誰も想定していない。だけど僕の車ではそんなことも起こるらしい。

アクセルを踏み込もうと思ったとき、ペダルが右側に倒れてペカペカして吹かせない。手でペダルを起こしてよく見てみると、ペダルの後ろ端を床に固定している金物の左右二点のジョイント部分の左側が折れていた。完成間近の家具を塗装屋さんに持っていく途中だった。
しょうがない、このまま行くしかないか。
ためしに脚でペダルの先を持ち上げながら、折れていない右側のジョイント部分を支点に左側に踏み込んでみる。
おお、なんとか吹けるじゃないか。
なんとも不自然だけれどしょうがない。
30分も走っているとすっかり慣れてきた。修理しないでこのままでもいいんじゃないかとさえ思えてきた。(もちろんいいはずはない。)

無事塗装屋さんに家具を渡して、工房に帰る。三角窓からの風が本当に気持ちいい。毎日暑いけど、そのピークはすでに過ぎたように感じる。

工房に戻ると早速ペダルをばらして、折れたパーツを取り外し、溶接。ちょうど鉄ものの製作をしていたところだった。溶接したパーツを取り付け、ペダルを戻す。なんとか大丈夫そうだ。よかったよかった。
次はどんなことが起こるのだろうか。
今から、長野に向けて出発する。何も起こらないことを祈りつつ。。役に立ちそうも無い木工用の道具箱は一応積んだ。
takashi

ciao

 

“ciao”  激安でget ! 

行動範囲が広くなる! ふふっ。                kumiko

日常

 昨日、ご近所に住んでいるお客様が突然工房に来てくれた。

いつも何かと気にかけてくれるご夫婦。
久しぶりに会い、この数ヶ月間の話をし、時の流れを感じつつ
わたしたちはとっても嬉しい気持ちになった。
「Uさんたちに会うと、なんかほっとするね。」
「なんか親戚みたいだね 笑」
二人が帰ったあとの私たちの会話。
そんなお客様が近くにいて、時々お会いできることが何よりもエネルギーになる。
kumiko

VWマグネット

打ち合わせが終わり、荷物をまとめていたとき、
「小栗さん、ワーゲン乗ってるから、これ見つけたとき買っちゃいました。」
と、ご主人が小さなものを差し出してくれた。

お、かわいい。
駅へ向かう道、ポケットの中のころころとした小さな存在感にとても暖かな気持ちになった。
今は工房のデスクの上、愛らしい姿でカードを挟んでいる。
これから本格的に製作準備に入る、キッチンとリビング間の間仕切り収納。お客様とのやり取りを重ねるに連れて、製作が楽しみになってくる。
takashi 

木工ワークショップ

今日、月に一度の工房オープン日に合わせて、木工ワークショップを開催した。

去年、茅ヶ崎のマルシェに出店していたときに初めてお会いした、日本人とオーストラリア人のご夫婦。今回、ご主人のご両親がオーストラリアから来ているので何か思い出に残るようなことを体験させてあげたいとのご相談を奥様からいただいての開催となった。

参加者はご主人のジェフと、お父様のデイビッド(と、時々ジェフの2歳の娘さんもお手伝い)。2人がそれぞれ材料を選ぶところから始めて製作したオリジナルのカッティングボード。約3時間に渡る製作はとても楽しいものになった。
木工ワークショップ 外国人
ジェフはウォールナット材、デイビッドは日本の桜材を選び、荒木の材料から好みの厚さまで削り込む。それぞれにデザインを決め、成形、仕上げへと進んでゆく。
木工ワークショップ 外国人
木工ワークショップ 外国人
「うまい。」とか
「完璧だ!」とか言いながら。
木工ワークショップ 外国人
仕上げるほどにきれいになってゆく木の表情に、2人ともとてもうれしそうだったのが印象的だった。最後にジェフは革紐と真鍮プレートを、デイビッドは真鍮丸棒とプレートを合わせて完成した。真鍮プレートにはそれぞれ刻印を。デイビッドのSAKURAとだけ打刻された短いプレートが、彼の大きな体とアンバランスで、なんともかわいらしい。
木工ワークショップ 外国人
実はこれはデイビットへの誕生日プレゼントでもあったのだそうだ。
「チョコレートとかのプレゼントにはもう飽きたよ。こういうのはとてもいいね。チョコレートよりもずっと長持ちするしね。」
とデイビット。
木工ワークショップ 外国人
お2人とも、すごく楽しくて、しかもこんなに素敵なものができてとてもうれしいと言ってくれた。僕たちの方こそとても楽しく、いい時間を過ごさせてもらった。
家族みんなで車に乗り込んで帰って行く幸せそうな姿を見送りながら、こういう時間は、ものづくりの純粋な楽しさや豊かさを思い出させてくれるものだなと思う。
takashi

sii house

辻堂駅の西口から小道を歩いていくと、
ランタンが吊られた雰囲気のいい看板が見えてくる。
「カレーと家具」   sii house
友人夫婦が、欧風カレーのお店をはじめた。
築60年の古民家をご夫婦2人で改装。
改装中何度か顔を出すと、いつも楽しそうにお店作りをしている2人。
壁の解体から塗装や家具作りなど全てを自らの手で仕上げる2人の姿を見て、
わたしたちも楽しい気分になり、完成を心待ちにしていた。
先日、オープンしたお店に行ってきました。
とても雰囲気のいい空間に素敵なご夫婦。カレーは絶品。
なんだかそこにいくと幸せな気分なる。
「sii house 」はそんな素敵な場所です。

 

とても丁寧に作られたカレーは深くやさしい味がします。    kumiko
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sii house
神奈川県茅ケ崎市浜竹3-2-25

新しい仲間

12月25日。
本日、わたしたちの仲間が増えました。
どんな仲間がいいか、1年ほど前からずっと考えていました。

よく働いてくれる動きのいいやつか。

ちょっと動きは遅いかもしれないけれど、味のあるやつか。

そして、先日私たちは彼を仲間にすることに決めたのです。
紹介します。。。

       

本日、はるばる名古屋から私たちと一緒に、ここ横浜まで来たのです。
ご機嫌がよかったようで、なんの問題もなく快調に楽しい旅をさせていただきました。
これから先、いつも私たちと一緒にいる心強い仲間です。
2015年から本格的に仲間入り。どうぞよろしくお願いいたします☆

kumiko