チェリー材のキャビネットを製作しました。
今回は本体と引戸の扉に『ロータリー』の突板材を使用しました。
ロータリーは丸太を回転させながらスライスするため木目が繋がっているのが特徴です。

3x8の突き板合板の木目とにらめっこ。この家具の顔になる扉にはどこの部分を使用するかを考えながら歩留まりのいいように割付していきます。ロータリーの突き板を使うのは今回が初めてだったので、いつもとはまた違った気持ちで製作しました。
チェリー材は経年変化で色がどんどん濃くなる樹種です。もっと深く渋い色になってくると思います。


シンプルなだけに、ミリ単位で全ての寸法を細かく検討したキャビネット。
とても魅力のある「アメリカンチェリー材のロータリー」で家具製作の機会を頂けたこと、とても感謝しています。
今年は猛暑になりそうですが(既に工房は38℃になります。。。)、冬を想像しながらこの夏も乗り切ろうと思います。
kumiko