コーポラティブハウス2

以前、コーポラティブハウスの家具についてブログを書きましたが、今回は同じコーポラティブハウスの別の住戸に納めた家具についてご紹介させて頂きます。

「白と濃い茶色の空間」というのがこの住戸の特徴ということで、造り付けの家具は樹種の色自体が濃茶であるウォールナット材をご提案させて頂きました。
造り付け家具
リビングの壁面には約5.6メートルの長さの吊り収納。その下には3メートルほどのデスク。
吊り収納は木目をつなげ、ウォールナットのおおらかな木目を生かした作りにしました。
廊下と書斎部屋を仕切る間仕切りの機能をもった、薄い本棚。
一部に転倒防止の鉄の丸棒を取付けています。
今回、製作前にお客様に工房にお越しいただき、ウォールナット材の板目や柾目の使い分けなどの意匠的なことや、お客様が大切にするところを直接お会いしお話をできたこと、
また製作の場を見て頂くことで、ものが作られるということを少しでもお客様に実感して頂けたと思います。打ち合わせは数時間でしたが、とても有意義な時間となりました。
全ての工事が完了した後、追加でTVボードの製作依頼をいただきました。
TVボード納品の際、ものが納められそこに馴染んでいく家具を見ながら
ほっとしたのと同時に、とても長かったこの現場が無事終わったんだなぁと実感しました。
優秀な現場監督と職人さんたちの仕事に対する姿勢、厳しさのなかにも人への配慮のある
雰囲気のいい現場で仕事をすることができ、色々な面で勉強させていただきました。
ありがとうございました。
kumiko