ふと立ち止まり、
手を触れて、その物語に想いを馳せてみる。
その先にゆったりと広がるもう一つの世界。
そこはやわらかな木洩れ日で満たされていた。

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SHOW ROOM OPEN:毎月第4日曜日 13:00〜17:00
HALF MOON FURNITURE WORKSHOP (ハーフムーン ファニチャ ワークショップ)
横浜市青葉区寺家町にある家具工房。家具修理やオーダー家具を設計・製作しています。

ソファ

 

ソファ ミナペルホネン

ソファ ナラ材 W1800xD800xSH380


以前、ダイニングセットを製作させていただいた際にご相談いただいていたソファが完成した。

 

ダイニングセットは、ご自宅マンションをリフォームされたタイミングで製作させていただいた。リフォームの際、すでに独立されていた息子さんの部屋をつぶしてしまい、時々帰って来ても寝る場所がなくなってしまったため、リビングのソファは、ベッドとしても使えるフラットな座面のものにしたいとのご要望だった。

 

ダイニングセットと合わせたナラ無垢材のフレームのベンチ型で提案させていただいた。ソファはクッション部分の面積が大きいため、使う生地によって印象が大きく左右される。リビング空間の中にしっくりと馴染みながらも、特徴的な存在にしたかった。

お客様ご夫婦と一緒にショールームにも出かけ、実際の生地を見て触って、ミナペルホネンのタンバリンで製作することに決めた。

 

完成したソファを設置すると、広々として明るいリビングに落ち着きが生まれた。ミナペルホネンの生地が品の良い色味と質感を持ち、独特の存在感を放っていた。

 

ソファ ミナペルホネン

 

ソファ ミナペルホネン

 

ソファ ミナペルホネン

 

コーヒーを淹れていただき、いろいろなお話をしながら過ごす時間がとても居心地良く、この日もすっかり長居してしまった。

 

takashi

 

 

猫拾う

 

なぜか僕は猫の死に目によく会う。

車で走っていると道の真ん中に猫が倒れている。道を横切ろうとした猫が、僕の前を走っている車に目の前ではねられたこともある。道の真ん中だし、そのまま立ち去るのも気が引けて車を停めて近づいてみる。いやだなと思いながら。生きていたらいやだなと。でもいつも、まだ生きている。生きてはいるけれど助かる可能性は間違いなく無い。ただ、道の真ん中ではいくらなんでもかわいそうなので、端に寄せて、死ぬまで待つことにしている。お腹でもさすりながらただ死ぬのを待つことにしている。高校生の頃だったか、近所のおばさんがそうしていたところを見て以来、真似しているだけだけれど。

 

今年の春、それと逆のことが起こった。そしてこんな時こそどうすべきなのか、難しいと思った。

工房への帰り道、たまたま立ち寄った畑道の自動販売機。畑の方から仔猫の鳴き声が聞こえていた。野良猫の仔かと思い、見回してみたけれど姿が見えない。でも間違いなく近くにいる。水路にでもはまって鳴いているのかと思い、覗いてみたけれど見当たらない。ふと畑脇の側溝に目を向けると、手提げ袋が目に入った。嫌な予感がした。このまま立ち去ろうかとも考えたけれど、袋を開けて覗いてしまった。

 

 

見たこともないくらい小さな(ネズミぐらいの)三毛の仔猫が鳴いていた。目も開いていない。この後、雨になるという予報。やっぱり見なければ良かったとも思った。これが野良猫の仔で母親が近くにいたとすれば、例えこのままでは生きられないだろうと思ったとしても、わざわざそこから連れ去ることはしない。でも、これは明らかに人が捨てた仔猫。間違いなくこのままでは近いうちに死ぬ。きっと一晩で死ぬ。とにかく連れて帰った。連れ帰ったは良いけれど、どうしよう。。元気よく鳴いてはいるけれど、ミルクも飲まない。猫を飼っている友人に相談したところ、生まれたての仔猫を育てるのは難しいとのことで、獣医さんに相談してみたほうが良いと紹介してもらった。一晩なんとか面倒を見て翌朝、友人から紹介してもらった「さかい犬猫クリニック」に連れて行った。とても親切な獣医さんで、自分のことのように考えてくれた。今のところ健康に問題はなさそうだけれど、やはり小さすぎて人の手で育てるのは難しく、子育て中の猫に混ぜてしまうのが一番良いのではないかという。知り合いの保護団体にあてがあるとのことですぐに連絡を取ってくれて、無事に受け入れてもらうことができた。それでもちゃんと育ってくれるかどうかはなんともいえないというけれど、とりあえずはほっとした。さかいさんは診察代も受け取らなかった。

 

それにしても、どういう事情で捨てたのかは知らないけれど、どうしてあんな誰にも発見されそうに無い場所をわざわざ選んだのだろうか。いざ捨てようとすると人目が気になって、だれも通らない畑道を進んだのか。その場から立ち去るときどんな気持ちだったのだろう。この後雨の予報。ダンボールでもなく、紙袋でもなく、ただのビニール袋でもなく、ビニールでコーティングされた手提げ袋に入れて口をしっかりと折り返していたところを見ると、雨にぬれてしまってはかわいそうという気持ちがあったのだと思う。心を痛めながらその場から逃げるように立ち去ったのか。たぶん気になって様子を見に戻ってきたことだろうと思う。そして袋がなくなっていることに気付いて、安心しただろう。でももし、僕が拾っていなかったら、いたたまれなくなった飼い主が思い直して親猫のところに連れて帰っていたかもしれない。もしそうならそれが仔猫にとっては一番良い結果になったのではないかとも思う。そう考えると僕が連れて帰ったことを後悔する。放っておけずに持ち帰ったものの、結局どうすることもできず僕がまた捨てに行かなければならないということだってありえたかもしれない。自分で責任を持てないことをするべきではないのか。考えるほど、気持ちの良いものではない。

 

 

あれから半年、保護団体スタッフの方々の献身的なお世話のおかげで無事に離乳して、手を上げていただいた里親さんの元に渡り、家族の一員として元気に育っている。

たまたまが繋がってなんとかなったけれど、そうでないことがたくさんあるんだろうと思う。

 

 

takashi

 

 

 

 

 

 

 

12月23日(日)工房OPEN致します。

HALF MOON FURNITURE WORKSHOP

OPEN : 毎月第4日曜日 13:00〜17:00

 

今月も工房オープン致します。

小さなスペースですがオリジナル家具の展示をご覧いただけます。

家具のご相談や工房にご興味のある方は、お気軽にお立ち寄りください。

 

お待ちしております。

 

※一部の展示品を現品販売しております。

すべて一点ものになりますので、ご興味のある方はお問い合わせください。

イージーチェア、カウンターテーブル

 

チーク材の床に松の板貼りの壁、使い込んだテーブルや椅子が置かれたダイニング空間は午後の光に満たされ、部屋中に並べられた蘭の株の緑が柔らかな色彩を放ち、心地よく落ち着いた時間が流れていた。

長年暮らしてきた家をリフォームされるタイミングでご依頼いただいた家具たちもそれぞれの居場所を与えられ、今までとこれからをつないでいるようだった。

 

お二人暮らし用にコンパクトにリフォームして、リビングとつながりのあるオープンな空間となったキッチンには、カウンターテーブルを製作させていただいた。ここで食事をすることも多くなるとのことで、天板にはこれまでデスクとして使ってきた思い入れのあるウェンジの一枚板を再利用したいとのご要望があり、その板に合わせて製作することになった。本体には床材と合わせてチーク材を使い、リビング側は奥行の浅い飾り棚とし、キッチン側には引き出しと開き扉を設けた両面使いの収納として製作した。合わせてご依頼いただいたhalf moonオリジナルのキッチンスツールがカウンター越しに向かい合わせで置かれている。

 

 

キッチンスツール

 

それぞれ黒と茶の革張りで製作させていただいたご夫婦のためのイージーチェアは、ご主人のこだわりのオーディオセットの正面に並んで置かれていた。夕食の後、庭から積んできたハーブのお茶を淹れて音楽をかけながら、ここでそれぞれ好きな本を読んで過ごす時間はどんなだろう。時折ぽつりぽつりと言葉を交わしながらゆるやかに流れる時間を想像してみる。

 

イージーチェア

 

イージーチェア

 

ものづくりの先にはいつも様々な風景が広がっている。

 

takashi

 

 

キッチンカウンター

キッチンカウンター

先日、新築のご自宅にキッチンカウンターと収納を納品しました。

 

寒い冬が終わり春が来たころ、一通のメールを頂いたことがこのお客様との出会いです。

これから家を建て始めるところで、キッチンのカウンターを探してるとのこと。リビングダイニングのメインの場所で、内装の雰囲気にあったものをご希望。ただ、家全体のこともあり予算は限られているとのことでした。

 

丁度そのとき、葉山の住宅の設計と家具の製作をしていたころで、よく住空間と家具について考えいる時期でした。建築との兼ね合いで家具まで予算がいかないことが多いですが、経年変化も楽しめる、木の持つ魅力を感じてほしいなと思っていました。

 

メールでのやりとりの後、実際に工房にお越しいただき、雑談を交えながらこれから始まる自宅のことなど楽しくお話させて頂きました。木のもつ温もりやその佇まいを感じて頂け、お客様の大切にするところを私たちも十分に理解しながら、何度か打ち合わせを重ね、製作へと進むことになりました。

床材や壁の内装と合うよう、ナラの節あり材を使ったキッチンカウンターをご提案させて頂き、キッチン側は予算のことも考慮し、既製のラックなどを収納できる寸法としました。

 

 

 

無垢の木材は、同じ樹種でも一つして同じ色、同じ木目のものはありません。

シンプルな無垢板のカウンターですが、その自然の木目の存在感、佇まいは美しいものだと思います。

木目や表情の生かし方も、作り手それぞれの個性となる部分でもあります。

 

リビング側の収納

 

今回の打ち合わせの中で、ご夫婦共に木に触れたときの心地よさを大切にし、ウレタン塗装ではなくオイル仕上げを選択されたときの、お二人のやりとりや表情がなんだか印象的でした。木の触り心地、大切ですね。

 

kumiko

HOUSE PROJECT -家具・建具について

オーダー家具 HALFMOON

今回設計を担当した葉山の家は、キッチンや洗面、建具、ダイニングセットもデザイン製作させて頂きました。

 

リビングダイニングで過ごすことが多いご家族にとって、心地よい空間とは何かを問いながら、機能的なことも考慮し一つ一つご提案しました。お客様の好みの雰囲気は白を基調とし、濃い茶色を家具にというモダンな雰囲気がご希望。

私たちがいつも大切にしている、「使う人たちの生活に寄り添いながら、古くなったときも味わい深くなる家具。」という考えとお客様のご希望のイメージを汲み取りながら、全体のバランスを考えデザインと製作させていただきました。

建築の要素ー床や壁の素材、照明と家具ーダイニングテーブルや椅子、TVボード、そして建具やキッチンが統一されたことで、シンプルさの中に心地よく飽きのこない空間になったと思います。今回メインで使用したウォールナットや楢の無垢材が時間と共により味わいのある表情になっていくのも、無垢材の楽しみでもあります。

 

HALFMOON

キッチンの背面収納は使いやすい引き出しとし、一番上はトレーとして使えるように製作しています。

 

キッチンは壁と同色のグレー。引き手が直線で繋がるようにしました。

洗面はボールが2つあり、収納付きミラーの上下は間接照明を設置。

 

 

オーダー家具 HALFMOON

リビングに面した和室の建具は、ウォールナットの無垢材とワーロン紙で製作。

 

 

ダイニングセット

HALFMOON FURNITUREの定番のダイニングセット (ウォールナット無垢材 L1800xD850xH700)

 

設計スタートから完成まで約1年のプロジェクト。

お客様ご家族がこちらからの提案をいつも笑顔で快く受け入れてくれ、出来上がっていく空間をとても楽しみにしてくれて、私たちも気持ちよく製作へと進むことがきました。また、いつもとは違う手間のかかることも共に考え作り上げてくれた職人さんたち。そして、様々なことに本当に心よく対応してくださった松尾建設の青木社長。

 

ここに住まうご家族、職人さんたち、そして松尾建設青木社長、色々な方の協力のもと作り上げた完全オリジナルの家が完成。

これから、このご家族の生活が始まっていくことを想像するととても楽しみです。

 

 

 

kumiko

11月25日(日)工房OPEN致します。

HALF MOON FURNITURE WORKSHOP

OPEN : 毎月第4日曜日 13:00〜17:00

 

今月も工房オープン致します。

小さなスペースですがオリジナル家具の展示をご覧いただけます。

家具のご相談や工房にご興味のある方は、お気軽にお立ち寄りください。

 

お待ちしております。

 

※一部の展示品を現品販売しております。

すべて一点ものになりますので、ご興味のある方はお問い合わせください。

10月28日(日)工房OPEN致します。

HALF MOON FURNITURE WORKSHOP

OPEN : 毎月第4日曜日 13:00〜17:00

 

今月も工房オープン致します。

小さなスペースですがオリジナル家具の展示をご覧いただけます。

家具のご相談や工房にご興味のある方は、お気軽にお立ち寄りください。

 

お待ちしております。

 

※一部の展示品を現品販売しております。

すべて一点ものになりますので、ご興味のある方はお問い合わせください。

キッチン背面収納(茅ヶ崎市)

 

キッチンバック収納

 

2ヶ月に一度参加させていただいている茅ヶ崎ストーリーマルシェで出会ったお客様からキッチン背面収納の製作をご依頼いただいた。

ご自宅の新築に際して、ここだけは見た目、機能ともに気持ち良く使える、新しい生活に合ったものにしたいという強い思いがあってのご依頼だった。

玄関から入って真正面、リビングからつながりのあるキッチン。ご家族にとっていつも生活の中心にある特別な場所になるのだろう。

 

マルシェでお会いした際に大まかなご要望を伺い、最初のプランを作成、2回目の打ち合わせにはご家族揃って工房までお越しいただいた。

家の内装の雰囲気やお客様の好みを考慮して、材料は少しワイルドな、節のあるナラ材で製作することになった。ご予算の制限もあるため、本体内部など見えなくなる部分は、機能や強度を保ちながらも出来る限り金額を抑えられるような仕様に調整する。

実際の製作の場で、削る前の材料を見ていただくことで、ものが作り出されていく過程を想像しやすくなる。それはお客様にとっても楽しいことなのではないかと信じている。

 

取付作業の間、自分も作業に参加したいとウズウズしていたエネルギッシュな男の子も出来上がった家具に満足げな様子だった。

 

キッチンバック収納

 

制限がある中でも、大切にしたい部分を絞って思いを込められるのもオーダー家具の魅力の一つだと思う。ほんのちょっとしたところにこだわれるだけでも生活の場はより楽しいものになると思う。

 

takashi

 

2018 寺家回廊 10/6,7,8

家具 寺家 アート

わたしたちの工房がある寺家町には絵画・陶芸・版画・木工などの

工房やギャラリーが点在しています。

毎年開催される「寺家回廊」では、作家のアトリエやギャラリーを

公開し作品の展示や販売、ワークショップなどを行います。

 

この寺家回廊にHALFMOON FURNITURE WORKSHOPも参加します。

里山の景色が広がるここ寺家の工房へ、この機会に是非お越しください。

HALFMOON FURNITURE WORKSHOPでは家具やスツール、

小物を販売しています。

 

第12回  Art & Craft  寺家回廊 

2018.10.6 fri. - 10.8 mon.   OPEN 10:30-17:00

URL: http://www.jike-kairo.net/