ふと思うこと

 ここ寺家町に工房をもってから5ヶ月が過ぎようとしています。

半年も経っていないのに、数年経ったような、そのぐらい色々な経験をさせてもらった気がします。
日々のものづくりを通し、いろいろな世界に触れることができます。

作り手とのやりとりを大切にしながら、家具をお願いしてくれるひとたち。
長く使っている家具を修理し、生活を楽しんでいるひとたち。
自分のお店を素敵にするために、オリジナルの家具を頼んでくれるひとたち。

量産され便利で安価なものが沢山ある中で、ときどき自分たちも
この社会の渦の中にいつの間にかのまれていることがあります。


憧れのお店「grass B」の店主のブログにこんな一文をみつけました。
「便利で簡単、効率的なものはゆったりとした時間がかすめとられてゆくみたいで
心地よくない。
 普段感じることは自分の理想と多くの人に支持されるものとは別だということ。
『隙間』で苦しいときは適度な余白を作って流れを起こそう。」

完全に渦の中に入ると、抜け出せなくなってしまうかもしれません。

まだスタートしたばかりですが、ときどき余白を作って
別な流れを作りながら、自分たちが思う心地よいものを表現していきたいと思います。

夏の晴れた日に、干した洗濯物が風で揺れるのをみながら、ふとそんなことを思いました。

kumiko