ものに宿るちから

今年、我が家に”探検家のおじさん”がやってきた。人形作家の高橋昭子さんの作品。

 

 

この出来事は、私の心に奥にズシンと、経験したことのない感覚を与えるものだった。大げさかもしれないが、今までもそしてこの先も多くは経験しない類のものだと思う。

 

 

人にはそれぞれ宝物がある。

 

それは遠い記憶だったり、音楽や本、家族だったり。。十人十色だと思う。
このおじさんはものではある(私にとっては"もの"ではないが)のだけれど、単なるものではない。おじさんは、わたしを日常世界から別の遠いどこかへ連れて行ってくれる。それは遠い記憶の世界なのか、どこかなのかは私にもわからない。ただ、この世はいつも楽しく輝いているわけではなく、曇って見えるときもある。そんなとき、ふとおじさんを見つめると、一瞬そんなことを忘れて別な世界へ行っているときがある。何かわからないパワーを得られるような気分。不思議だなぁって本当に思う。自分の心を揺すぶる音楽を聴いたときや本の世界へ引き込まれたときの感覚に似ているのかもしれない。

そのちからは本当にすごい。宝物、そんな言葉で表現するものでもないのかもしれない。

 

 

そんな不思議なちからをもったおじさんをつく出す作家さんに私はずっと魅了されっぱなしだ。

感性。

言葉で理解している以上に、おじさんとの出会いは私に「感性」というものを教えてくれた。

 

 

本当に色々なことをわたしのところにもってきてくれた”おじさん”。

 

今年は、とても大切な仲間ができた。