ダイニングテーブル、ベンチ納品

茅ヶ崎へ、ダイニングテーブルとベンチの納品に行ってきた。 

ダイニングテーブル ベンチ

「ちょっとこの板持ってってさ、うちのテーブル作ってよ。あ、あとついでにベンチも
1台ね。」

「はあ、どんな感じのがいいですかね?」

「全部任せるよ!」

こんなやりとりから始まった今回の製作。いつもお世話になっている茅ヶ崎、松尾建設青木社長

のご自宅のダイニングテーブルとベンチ。
今まで事務所の打ち合わせ用テーブルとして使っていた2000x850x40のタモ材の天板を使い、
脚を新たに作ってダイニングテーブルに作り直そうという話。
青木さんはいつも細かい指定はしない。ほとんど僕たちに任せてくれる。だけどそれは好みや
こだわりがないというのとは全然違う。こだわりがあるのにあえてそれを前面に押し出して
くることをしない。表現はいつも軽く。本当は全然軽い人ではないのに。それぐらい器の
大きな人だ。
タモ材の天板を積んで工房に帰る道、さあどうしようかと気持ちが引き締まると同時にわくわく
していた。

テーブルは天板の厚みを活かして全体的にがっしりと、でも重い印象にならないようシンプルに。
ベンチと組み合わせた時に脚が邪魔にならないよう内側に向かって傾斜をつけたデザインにした。
無垢 ダイニングテーブル
ベンチは2mという長さを活かした細身のシルエットにするためにスチールの脚に厚みを
抑えたナラ材の座板を合わせた。

スチール脚 ベンチ

スチール脚 ベンチ
青木さんの家のダイニングに運び込むと、それは前からそこにあったかのように青木さん家族
の雰囲気にぴったりと合っていた。
ダイニングテーブル ベンチ
それを見た青木さん、

「反対側もベンチにしようか。ベンチもう1台作ってよ!」

本当にいつもありがとうございます。

takashi