ソファ

 

ソファ ミナペルホネン

ソファ ナラ材 W1800xD800xSH380


以前、ダイニングセットを製作させていただいた際にご相談いただいていたソファが完成した。

 

ダイニングセットは、ご自宅マンションをリフォームされたタイミングで製作させていただいた。リフォームの際、すでに独立されていた息子さんの部屋をつぶしてしまい、時々帰って来ても寝る場所がなくなってしまったため、リビングのソファは、ベッドとしても使えるフラットな座面のものにしたいとのご要望だった。

 

ダイニングセットと合わせたナラ無垢材のフレームのベンチ型で提案させていただいた。ソファはクッション部分の面積が大きいため、使う生地によって印象が大きく左右される。リビング空間の中にしっくりと馴染みながらも、特徴的な存在にしたかった。

お客様ご夫婦と一緒にショールームにも出かけ、実際の生地を見て触って、ミナペルホネンのタンバリンで製作することに決めた。

 

完成したソファを設置すると、広々として明るいリビングに落ち着きが生まれた。ミナペルホネンの生地が品の良い色味と質感を持ち、独特の存在感を放っていた。

 

ソファ ミナペルホネン

 

ソファ ミナペルホネン

 

ソファ ミナペルホネン

 

コーヒーを淹れていただき、いろいろなお話をしながら過ごす時間がとても居心地良く、この日もすっかり長居してしまった。

 

takashi

 

 

イージーチェア、カウンターテーブル

 

チーク材の床に松の板貼りの壁、使い込んだテーブルや椅子が置かれたダイニング空間は午後の光に満たされ、部屋中に並べられた蘭の株の緑が柔らかな色彩を放ち、心地よく落ち着いた時間が流れていた。

長年暮らしてきた家をリフォームされるタイミングでご依頼いただいた家具たちもそれぞれの居場所を与えられ、今までとこれからをつないでいるようだった。

 

お二人暮らし用にコンパクトにリフォームして、リビングとつながりのあるオープンな空間となったキッチンには、カウンターテーブルを製作させていただいた。ここで食事をすることも多くなるとのことで、天板にはこれまでデスクとして使ってきた思い入れのあるウェンジの一枚板を再利用したいとのご要望があり、その板に合わせて製作することになった。本体には床材と合わせてチーク材を使い、リビング側は奥行の浅い飾り棚とし、キッチン側には引き出しと開き扉を設けた両面使いの収納として製作した。合わせてご依頼いただいたhalf moonオリジナルのキッチンスツールがカウンター越しに向かい合わせで置かれている。

 

 

キッチンスツール

 

それぞれ黒と茶の革張りで製作させていただいたご夫婦のためのイージーチェアは、ご主人のこだわりのオーディオセットの正面に並んで置かれていた。夕食の後、庭から積んできたハーブのお茶を淹れて音楽をかけながら、ここでそれぞれ好きな本を読んで過ごす時間はどんなだろう。時折ぽつりぽつりと言葉を交わしながらゆるやかに流れる時間を想像してみる。

 

イージーチェア

 

イージーチェア

 

ものづくりの先にはいつも様々な風景が広がっている。

 

takashi

 

 

キッチンカウンター

キッチンカウンター

先日、新築のご自宅にキッチンカウンターと収納を納品しました。

 

寒い冬が終わり春が来たころ、一通のメールを頂いたことがこのお客様との出会いです。

これから家を建て始めるところで、キッチンのカウンターを探してるとのこと。リビングダイニングのメインの場所で、内装の雰囲気にあったものをご希望。ただ、家全体のこともあり予算は限られているとのことでした。

 

丁度そのとき、葉山の住宅の設計と家具の製作をしていたころで、よく住空間と家具について考えいる時期でした。建築との兼ね合いで家具まで予算がいかないことが多いですが、経年変化も楽しめる、木の持つ魅力を感じてほしいなと思っていました。

 

メールでのやりとりの後、実際に工房にお越しいただき、雑談を交えながらこれから始まる自宅のことなど楽しくお話させて頂きました。木のもつ温もりやその佇まいを感じて頂け、お客様の大切にするところを私たちも十分に理解しながら、何度か打ち合わせを重ね、製作へと進むことになりました。

床材や壁の内装と合うよう、ナラの節あり材を使ったキッチンカウンターをご提案させて頂き、キッチン側は予算のことも考慮し、既製のラックなどを収納できる寸法としました。

 

 

 

無垢の木材は、同じ樹種でも一つして同じ色、同じ木目のものはありません。

シンプルな無垢板のカウンターですが、その自然の木目の存在感、佇まいは美しいものだと思います。

木目や表情の生かし方も、作り手それぞれの個性となる部分でもあります。

 

リビング側の収納

 

今回の打ち合わせの中で、ご夫婦共に木に触れたときの心地よさを大切にし、ウレタン塗装ではなくオイル仕上げを選択されたときの、お二人のやりとりや表情がなんだか印象的でした。木の触り心地、大切ですね。

 

kumiko

HOUSE PROJECT -家具・建具について

オーダー家具 HALFMOON

今回設計を担当した葉山の家は、キッチンや洗面、建具、ダイニングセットもデザイン製作させて頂きました。

 

リビングダイニングで過ごすことが多いご家族にとって、心地よい空間とは何かを問いながら、機能的なことも考慮し一つ一つご提案しました。お客様の好みの雰囲気は白を基調とし、濃い茶色を家具にというモダンな雰囲気がご希望。

私たちがいつも大切にしている、「使う人たちの生活に寄り添いながら、古くなったときも味わい深くなる家具。」という考えとお客様のご希望のイメージを汲み取りながら、全体のバランスを考えデザインと製作させていただきました。

建築の要素ー床や壁の素材、照明と家具ーダイニングテーブルや椅子、TVボード、そして建具やキッチンが統一されたことで、シンプルさの中に心地よく飽きのこない空間になったと思います。今回メインで使用したウォールナットや楢の無垢材が時間と共により味わいのある表情になっていくのも、無垢材の楽しみでもあります。

 

HALFMOON

キッチンの背面収納は使いやすい引き出しとし、一番上はトレーとして使えるように製作しています。

 

キッチンは壁と同色のグレー。引き手が直線で繋がるようにしました。

洗面はボールが2つあり、収納付きミラーの上下は間接照明を設置。

 

 

オーダー家具 HALFMOON

リビングに面した和室の建具は、ウォールナットの無垢材とワーロン紙で製作。

 

 

ダイニングセット

HALFMOON FURNITUREの定番のダイニングセット (ウォールナット無垢材 L1800xD850xH700)

 

設計スタートから完成まで約1年のプロジェクト。

お客様ご家族がこちらからの提案をいつも笑顔で快く受け入れてくれ、出来上がっていく空間をとても楽しみにしてくれて、私たちも気持ちよく製作へと進むことがきました。また、いつもとは違う手間のかかることも共に考え作り上げてくれた職人さんたち。そして、様々なことに本当に心よく対応してくださった松尾建設の青木社長。

 

ここに住まうご家族、職人さんたち、そして松尾建設青木社長、色々な方の協力のもと作り上げた完全オリジナルの家が完成。

これから、このご家族の生活が始まっていくことを想像するととても楽しみです。

 

 

 

kumiko

キッチン背面収納(茅ヶ崎市)

 

キッチンバック収納

 

2ヶ月に一度参加させていただいている茅ヶ崎ストーリーマルシェで出会ったお客様からキッチン背面収納の製作をご依頼いただいた。

ご自宅の新築に際して、ここだけは見た目、機能ともに気持ち良く使える、新しい生活に合ったものにしたいという強い思いがあってのご依頼だった。

玄関から入って真正面、リビングからつながりのあるキッチン。ご家族にとっていつも生活の中心にある特別な場所になるのだろう。

 

マルシェでお会いした際に大まかなご要望を伺い、最初のプランを作成、2回目の打ち合わせにはご家族揃って工房までお越しいただいた。

家の内装の雰囲気やお客様の好みを考慮して、材料は少しワイルドな、節のあるナラ材で製作することになった。ご予算の制限もあるため、本体内部など見えなくなる部分は、機能や強度を保ちながらも出来る限り金額を抑えられるような仕様に調整する。

実際の製作の場で、削る前の材料を見ていただくことで、ものが作り出されていく過程を想像しやすくなる。それはお客様にとっても楽しいことなのではないかと信じている。

 

取付作業の間、自分も作業に参加したいとウズウズしていたエネルギッシュな男の子も出来上がった家具に満足げな様子だった。

 

キッチンバック収納

 

制限がある中でも、大切にしたい部分を絞って思いを込められるのもオーダー家具の魅力の一つだと思う。ほんのちょっとしたところにこだわれるだけでも生活の場はより楽しいものになると思う。

 

takashi

 

HOUSE PROJECT -家全体について

 

HALFMOON

昨年から携わっていた住宅が7月はじめに完成しました。

今回の家づくりでは、私たちHALFMOON FURNITUREが家全体の設計から、建築に付随する建具やキッチン・洗面台・各収納からTVボード、ダイニングテーブル、椅子の置き家具まで、デザインから製作まで担当させていただきました。

 

場所は葉山。今回の敷地は3方向家がある旗竿地。お客様のご要望は、車を2台並列駐車、リビングは1階、できる限り広いLDにしたいとのことでした。これらのことを考慮すると、南側に採光が期待できるほど建物をバックさせられないため、南東方向より光を取り入れるプランニングになるよう心がけました。さらに光が1階のダイニング側にも届くよう、階段上に天窓を設け間接光が入るようにしています。とても明るい階段となり、リビングに視線も抜けて、気持ちの良い空間になりました。

 

家づくり 家具

 

 

1階はLDKと水廻り、和室があり、全体がつながっているプランです。玄関からリビングへ、水廻りからダイニングへ、ゆるく遮りながら、視線は抜ける通路があります。また、空間の広がりを感じられるようリビングやキッチン・和室にいるときの視線向こう側の景色を意識し、心地よく生活できるよう間取りはもちろん、家具や建具の素材の使い方を工夫しています。

 

HALFMOON

1階LDK  縦格子の向こうは和室

 

HALFMOON

(左)玄関からリビングへ (右)水廻りからダイニングへ 

 

 

2階は寝室と子供部屋、書斎です。お子様たちそれぞれが色を添えていければと思い、最低限の機能を満たしシンプルな部屋にしています。家全体のプランは各部屋が東を向くシンプルな構成ですが、吹き抜けやバルコニーなどの建築に関わる部分や、間仕切り部分にもガラスを利用するなどの工夫で、上下の階や各部屋がプライバシーを保ちつつも繋がった空間になっています。

 

HALFMOON

(左)2階廊下 右側には2.5階の書斎 (右)階段の吹き抜け部分を利用した書斎/書斎下は収納

 

 

建築と家具、それぞれの素材が統一されることで、質の高い心地よい空間になったと思います。

今回は家の空間について、次はキッチンなどの水廻りや家具・建具についてブログでご紹介させていただきます。

 

kumiko

 

掘り炬燵、ローテーブル製作

掘りごたつ ローテーブル

 

東側の大きな掃き出しの窓を開け放って庭の枝垂れ梅を眺めていた。時折、小鳥たちが飛んできて、しばらく羽を休め、また飛び立ってゆく。この家を立てる前からそこにあったという枝垂れ梅。この家の設計士はこんな眺めを想像して、ここに和室を作ったんだなということがよくわかる。

こんなにいい部屋だったのかと改めて思う。部屋そのものが良いのはわかっていただけれど、部屋に中心ができることで、ゆったりと居座ることができるようになった。これまでにも何度もこの部屋には来ていたのに味わったことのない感覚だった。

 

 

ご家族で麻雀をはじめたとのことで、和室に長時間座っていられるように堀り炬燵をつくりたいとのご相談をいただいた。

当初お客様は、和室の床を一部抜き、堀り炬燵にしてそこに自動麻雀卓を置くことを検討されていた。

でも、

と思った。この家に自動麻雀卓は絶対に似合わない。

HALF MOON設立の年に出会って以来、まるで親戚のように応援していただき、お付き合いさせてもらっているお客様。ものに対する、生活に対するこだわりの強さをよく知っている。自動麻雀卓には反対した。

もちろん、作り手のエゴで家具を提案すべきではないと常々考えている。もしこれがあくまでも麻雀中心のお話であれば、それはそれで尊重すべきだと思う。だけど、この家の生活にはどう考えてもそれは似つかわしくないと思えた。

 

結局、床を抜いての掘りこたつ工事と合わせて、ローテーブルも製作させていただくことになった。

障子を開け放つとダイニングからもつながる和室。すっきりとした、シルエットの綺麗なローテーブルが似合うと思った。

 

 

 

 

 

掘りごたつ ローテーブル

 

掘り炬燵を作って以来、麻雀だけでなく、和室で過ごす時間が多くなったという。この家を建てて5年が過ぎ、これまであまり使ってこなかった和室を楽しんでいるという。家具が入ることでその部屋がより良く生きてくれたら、それは理想的なあり方だと思う。

 

takashi

 

ナラ材ダイニングセット

ナラ ダイニングセット

dining table:1500 x 850 x h700 ナラ オイルフィニッシュ  01 chair : ナラ オイルフィニッシュ 本革張り

 

最初にお問い合わせの電話をいただいたときのことを印象深く覚えている。

去年の初夏、数日の休みを取って北海道蘭越町の及川農園を訪ねていた。

及川一家とのとても素敵な夜を過ごした翌朝、みんなで畑を見て回っていた時、僕の携帯電話が鳴った。それは工房からの転送電話だった。羊蹄山の見える広大な畑の中で、ダイニングテーブルに関するお問い合わせ。頭と体のいる場所がちぐはぐで、何を話したかもほとんど覚えていない。ただ、なんとなく長いお付き合いになるような予感がしていた。最後にお伺いしたお客様のお名前と電話番号を、メモを取る紙もペンもないまま、畑の真ん中で必死に反芻して記憶したことだけはよく覚えている。(幸いその記憶は正しかった。)

 

それから2ヵ月後の工房オープン日にふらりとご夫婦で工房にお越しいただき、初めてお会いすることになった。もともとはご自宅マンションを全面リフォームするにあたり、ダイニングを中心とした家具を探していたところ、たまたま雑誌で見かけたhalf moonのキッチンスツールが気になってお問い合わせをいただいたとのことだった。最初は、奥様に「連れてこられただけ」という風情だったご主人が、展示品の01チェアに座って、オリジナルのダイニングテーブルに着き、しばらく話していると突然「気に入った」と一言仰っていただいたのがとても嬉しく、印象的な瞬間だった。

後日、お客様のマンションにお伺いしてテーブルサイズ、樹種等を最終決定し、ダイニングテーブル、01チェア2脚、ベンチ、キッチンスツール2脚をナラ材で製作させていただくことになった。

 

お会いするたびにお2人のこだわりの強さが伝わってきた。作りにも興味を持たれており、製作中にもお2人で工房にお越しいただいた。電車移動のお二人、駅まで迎えに行きますよ、とは言ったものの、僕のボロボロのワーゲンバスに3人で横並びで乗っていただくことになることだけが申し訳ないなと少し気がかりだった。でも、そんな心配をよそに、それはそれで結構楽しんでいただけたようだった。ちょっと日常を離れて、変な車に乗って畑道を走り、竹林に囲まれた小さな工房へ。椅子の笠木が削られていくところを見て、まだ形になる前のダイニングテーブルに触れる一日。そんなこともこの家具たちを通して時々思い出す一つの風景になってくれればと思う。

 

手作り家具

 

手作り家具

 

手作り家具

 

ナラ ダイニングセット

 

納品後、奥様からこんなご報告をいただいた。夜、仕事から帰宅すると、いつもは自分の部屋にいる大学生の娘さんがダイニングにいたという。とても素敵な話だと思う。この仕事をやっていて良かったと心から思える瞬間だった。

 

引き続きソファ製作のご依頼をいただいている。こちらも独立された息子さんへの想いから始まったお話。製作がとても楽しみだ。

 

takashi

 

 

HOUSE PROJECT 上棟編

 

HALFMOON FURNITUREが設計デザインを担当している家が先日上棟致しました。

 

何もなかった土地に新たに家を建てること、そしてここから住まうご家族の生活がスタートすることを想像するだけでワクワクする、晴れ晴れしい気持ちになります。

 

昨年の夏にここの土地を見て、敷地の特性について考えたこと、ご家族の大切にすることをヒアリングして形にしていったことが今、職人さんの手で実物の形になりました。そして、この箱がこれから機能を持ち始めます。

 

今回の家づくりは家具や建具から、手摺や窓枠などの建築に付随する細かな部分までデザインし製作させていただきます。

先日、設計と家具製作を担当する立場として、担当の大工さんともじっくりと打ち合わせをさせて頂きました。家づくりは普段の家具作りとは異なり、色々な職人さんとの連携が大切になります。

いつも私たちがものづくりで大切にしている「対話」を今回も大切にし、それぞれの立場から意見を出し合い、チームとしての家づくりをしていきたいと思っています。

 

これからいよいよ家具作りもスタートです。

一つ一つを丁寧に、取り組んでいきます。わたしたちも完成がとても楽しみです。

 

kumiko

 

 

 

 

 

床の間ケヤキ板再生

ケヤキ板 リメイク

 

家を手放すことが決まったとき、生前のお母さまの言葉が気になっていたという。
「この床の間の板は良い板だから家を壊す時にはこれで何か作りなさい。」

ゼロからものを作り出すことも素敵なことだけれど、人の想いを形にして残してゆくこともとても大切な僕たちの役割だと考えている。そうやって作られたものは一冊の本のように様々な風景を想像させてくれる。


井の頭公園のすぐ脇のその古い一軒家は取り壊されるのを静かに待っているように見えた。もう随分前に結婚してここを離れて暮らしているご姉妹にとっては生まれ育った場所、たくさんの思い出が詰まった特別な家だった。
玄関の引き戸が閉まる時のガラスが鳴る音、家に入ったときの匂い、廊下の軋む感触、窓の外の空気、そういう1つ1つから僕の知らないいろんな風景が浮かぶんだろうなと想像する。

 

玄関を入ってすぐ右手の和室。その床の間には聞いていたとおり、とても立派なケヤキの板が使われていた。なるべく無駄なく使いたい。傷めないように慎重に、釘を一本一本抜きながら取り外してゆく。この家の一部を再生させて残し、受け継いでいこうというご姉妹のご意向がとてもうれしかった。

 

持ち帰った板を良く見て、どんな材料がどのくらい取れるのかをよく検討した結果、素材の表情を活かした2台のサイドテーブルに作りかえることに決め、製作はスタートした。

代わりの材料は存在しない想いの詰まった板。慎重に木取りをして、無駄なく最大限に使いたい。その製作はとてもわくわくするものだった。古く黒ずんだ板を削っていくと綺麗な木目が現れる。家を建てたときに大工さんが施した反り止めの加工の跡はあえて落とさずに残すことにした。それもこの板に刻まれた一つの歴史であり、その丁寧な仕事が、この板がこうしてここに来て、そしてこれからも生きてゆくことになった一つの大きな要因のような気がしたから。丁寧に加工された材料、そこに刻まれた風景、それを残そうというご姉妹の想い、そこにほんの少しの手を加えることで出来上がった一つの形。

 

 

 

 

 

 

 

ケヤキ板 リメイク

 

この家具があの古い家の風景へと繋がる入り口になってくれるといいと思う。

 

takashi